香椎宮新着情報

仮殿遷座祭斎行の御報告。

去る1月18日、本殿保存修理工事に伴う仮殿遷座祭が斎行されました。

此の度、令和4年1月より翌年8月にかけて本殿保存修理工事を行う運びとなりました。
工事を行うにあたり先ず仮殿を奉製し、本殿から仮殿へ御神座をお遷し致します。これを仮殿遷座祭と申します。
遷座とは非常に厳粛なものです。御神座を御移動なさる御神体が人目に触れぬよう浄闇の中で斎行されます。

翌令和5年8月修理工事完了後には本殿へ御神座をお遷しする本殿遷座祭、その翌日には奉祝大祭が斎行されます。

国の重要文化財である香椎宮本殿は、是を後世に伝えていくために都度保存修理工事がなされて参りました。
前回工事は平成6年から7年にかけて。その後およそ30年を経た今、檜皮屋根や漆塗社殿は修理の時期となりました。
香椎宮は令和6年に創建1300年を迎え、令和7年には10年に一度の勅祭が斎行されます。


重要文化財 香椎宮本殿 保存修理工事
令和4年1月中旬〜令和5年8月末
※工期は令和5年9月初旬までと修正されました

発注者  宗教法人香椎宮
指導   文化庁・福岡県・福岡市
設計監理 公益財団法人文化財建造物保存技術協会
施工者  株式会社小山社寺工業所